2012年のある日、SNSとくにFacebookを閲覧し、PHILOSOPHYグループ等に投稿したりしていたとき、躁転した。自分はもともと双極性障害だったのだが、その時の躁転は今までになくあり得ないほどの高揚と恍惚が起こった。自分が光になったような神になったような感覚。もしかしたら食べ物に薬物が入っていたのかもしれない、電磁波などによる刺激を脳に当てられたのかもしれない。所謂テクノロジー犯罪によるものの可能性が高く、そのときにあった感覚としては、血管が光になるような恍惚感、過激なイメージの脳への直接飛来等が自宅内で起こり、散歩しているときには、歩いても前に進まないという現象もあった。視覚が前に歪み、歩行がベルトコンベア上で行われているような感覚で、体感時間10分で一歩も前に進まないというもので、そのときは超常現象かと思えたが、今思えばテクノロジー犯罪での革新系や脳の各部位への刺激だろう。前に進まないときは、家の方角をひたすら向いているとはじめて前に進むことができたのだが、自宅に近づくと、自宅の隣にある少し高い建物の上に幻視が見えた。実の殻から出たハートマークのような幻視が見え、数秒後、一瞬だけ火の鳥の幻視にった。モチーフの割には霊的幻視というよりホログラム的な感覚。 そのような常軌を逸した状態で、自分はSNSにとんでもない誇大妄想、及び新興宗教全般に対する批判と、特定教団に対する呪詛の言葉を書き込んでしまった。 そのあとに友人を訪ねに東京へ向かったのだが、その時から取り巻く世界に異様を感じ始めた。駅や電車ではあきらかに複数人、自分のまったく知らない人たちが、自分へ妙な動作、たとえば睨んだりニヤけるなどして、追跡や監視を仄めかしはじめ、それとなく挑発行為を行ってくるようになる。位置情報とアイデンティティを何者かによって常時特定されているかもしれないという不安、見知らぬ不特定多数に追跡され続けているという恐怖が始まる。 東京へついて電車を降り街に出ると、明らかに数人から十数人が絶えず追跡してきて、こちらを見てニヤけたり妙な動作をわざと気づかせてきて、被追跡の念慮を掻き立ててきた。携帯のSNSでは過去の友人の名前に似せたたくさんのアカウント名で無数の揶揄いを受け、携帯をもつ私の周囲の現実の事象を仄めかしてきて、現実では追跡と挑発が絶えず起こった。新...